2005年10月21日〜23日=ファンダイビング

8月末で仕事を辞め、9月に自分への退職祝いと思ってどこかに潜りに行くつもりだったのだが、日程が合わず断念。
10月に2プラン、紹介を受ける。
どちらもすごくすごーく、行きたかったのだが、急に欲張ったらまた行けなくなったりするかもしれないと思い、片方の楽しみはいつかの日にとっておき、今回はイベント込みというプランに参加!

10月21日

鹿児島からのフェリーが、朝8時10分発なので、それに乗るためには前日夕方出発で鹿児島に前泊するか、夜中に出発して明け方鹿児島到着にするか、どちらかを選ぶことになる。
夜中に出発して、車の中で寝る自信はあるけれど、せっかく夕方からでも出発出来る環境になったことだし、少しでも余裕のあるプランにしておいた方が、翌日の海が楽になるのは間違いがないような気がして、前泊を選択。
仕事(臨時職員)を2時間、年休貰って一度家に帰り、かき集めておいた荷物を詰め込んで、軽く夕食まで済ませて、薬院駅前レンタカーショップに集合・出発。
途中でうたた寝するかな?と思っていたが、目がさえていたのかな?道中、珍しく興奮していたのか、かなり元気に喋りまくる(うるさかっただろーなー…)。
途中、2度ほど道が分からなくなったものの、無事に午前0時頃、羽鳥白浜温泉(いちき串木野市:H17年10月11日〜)へ到着。
担当の方がちゃんと起きて待っていてくださり(当然といえば当然なのかもしれないけれど)、家族風呂にお湯を溜めてくださる。
喜び勇んでさっさと入ったのですが…かなりぬるかったです。
急ぎすぎたのでしょうね、最後に入られた方はそこまでなかったそうなので…。
夜なので、多少の冷えは覚悟していたものの、予想以上の寒さ(鹿児島=福岡より暖かいイメージがあった)に、少しの不安を感じるものの、風呂に入ったらほっとしたのか、私一人あっという間に寝てしまい、いつ電気が消されたのか、夜中出発組がいつ到着したのか、全く気がつきませんでした…。

10月22日

目が覚めるのは遅くはないのだが、身体がさめるのには時間がかかる。
前の晩には入れなかったオススメの大浴場で朝風呂。
近所とおぼしき方々で大にぎわいで、 さすが鹿児島というのか?私には理解できない言葉が行き交うこともしばしば…。
お湯はやわらかく、露天が私的にはちょっとぬるいかな。サウナもあるようだったし、源泉はあつめとぬるめも選べました。
そしてオススメの景色は…露天からよりも、内風呂からの眺めが最高!海が真ん前〜!!
部屋に戻ると、聞いていたとおり第一陣(買い出し組)は既に出発済み。
7時半になって、港へ向けて出発。
港では既に、船が停泊中。
ここまで乗ってきた車(レンタカー&リーダー車)はここでお留守番、荷物を抱えて乗船。

「少々揺れるので、酔いやすい人は後ろに」という助言を頂くが、私は今まで船で酔ったことはないし、後部座席には灰皿が設置してあったので、乗船した時の位置でくつろぐことに。
朝食を済ませ、揺れなんてほとんどないなぁと思いつつ、ぼんやりTVを眺めていた所に突然の揺れ、それは少々なんて生やさしいものではなかったかも。
ただ、時間的には短いものだったので、大丈夫だった。

船を下りると、ショップの方が出迎えてくださっている。 と、言っても、港の待合所=ショップなんだけれど…。
ちなみに今回お世話になったショップは、「こしきウォーターワールド」さん。
いつもは外のベースでブリーフィングなどをされるそうだが、この日は風が強く、しかも低気圧の影響とかで、気温も低め。
建物の中で紹介・説明・申込その他手続などを済ませ、いよいよ海へ。

今回、ギリギリまでドライにするかウェットにするかで迷って、結局、厚手の水着を2枚重ねて、ウェットにすることにした。
その時点ではまだ、辛うじて水温が25度以上あったので。
準備をして、そこから歩いて2〜3分の所に停泊している船に器材を積み込み、出発!
って・・・・・やっぱり、寒い…。
念のため、フードは持ってきているけれど、耳抜きが心配になってしまう。
前回の唐津でアレだったし…いや、きっと大丈夫だからピッチを上げないように潜行しよう…などと、船で風に煽られるとつい、そんなこと考えてしまう。
よくない癖だなー、と思うんだけれど。
まぁでも、ポイントについてしまえば、切り替えができる。
というか、準備に一生懸命で考えている余裕がなかったりするのかもしれないけれど。
今回はアンカーロープを伝って降りるということで、ますます安心。って、いつまでも甘えたくないんだけれどなぁ…開き直るしかないけど。
アンカーロープにも、いろんな生き物たちがいて、よそ見は楽しい。
よそ見のせいではないと思いたいけど、思ったより時間がかかって、やっと底についたとき、いつも以上に残圧が少なくてちょっとショック。
おとなしめな動きの方がいいかなぁーと思いつつも、なんか、動きが大きくなってしまう。
もしかしたら、寒さのせいかなぁ?と、今は思うけれど…。
海の中はやっぱり、楽しい。
聞いていたほど透視度は良くなさそうだけれど。
クマノミの赤ちゃんがたくさんいて、まぁ、さすがにもう、必死になって追っかけては写真撮らないけれど、でもやっぱり、かわいい。
コイボウミウシとか、かわった感じのサンゴ(ミズガメカイメン)とかがたくさん。
それからすごく気になったのが下の写真の生き物。

ヤギ(山羊ではないよ、念のため!)の仲間かなぁ?と思うけれど、名前がわからない。でもきれーい。
他に、サンゴの隙間からカニ?を見せて頂いたりしたけれど、じ、実は、よ、よく見えていなかったりする…。写真に映っていたのでそれらしい物が↓。

マスクに度を入れるかなぁ?でも「普段の眼鏡ですら焦点があわないから、入れても変わらない」としか思えないんだよね。
そろそろ寒さ的にも残圧的にもタイムリミットかなぁと思いつつ、バディよりリーダーが近くにいるから、そっちに言うかな?と迷っているところで手をがしっと掴まれる。 …ガイドさんでした。
どうも危機管理意識が低くなっていたようで…かなり、反省。

Serial Dive No.
44
Date
2005/10/22
Location

佐之浦南:鹿児島県薩摩川内市

Weather Conditions
曇時々晴
Wind
北西
Air Temp.
18度
Bottom Temp.
24度
Water Conditions

波小

Horizontal Visibility
7〜10m
Tide
中潮
The amount of Pressure
150kg/cm'
Bottom Time
39min
Max. Depth
21.8m

ショップへ戻って来るやいなや、まずは熱いシャワー(100円/0.5H)。 …優先的に浴びさせていただきました。
外がかなり寒い&風が強いので、昼食はフェリー待合室を兼ねたインフォメーションにて。

こしきの塩おにぎり&プチ総菜。お腹が空いていたようで、めずらしく完食。
て、いうか、私が完食する程度の量で、他の人はちゃんと満足できたのだろうか?そりゃ、この後もまた潜るから、抑えなきゃいけないかもしれないが…。
私たちより何日か前から滞在されているという外国人の学生さんと交流、ただし英語アレルギー(?)の私の意識は遙か彼方まで逃げていましたが。
それにしても、何となくヒアリングだけは出来ているような気がするのは、受験英語だけでなく、English Nameを付けられてまで英会話をしつこくさせられたおかげ・・・?

再び船に乗り込み、出航。

1本目とバディ変更で潜行。
アンカーロープにまとわりついている魚は1本目と違うな、なんて考えている暇があったら耳抜きをしろ、と言われそうだが。
そういうよけいなことを考えているからと言って、耳抜きに余裕があるわけではないし。
1回1回はすぐ抜けるものの、ちょっと進むとすぐ水圧を感じたのって、水温(寒さ)とかも関係あるのかなぁ?

Serial Dive No.
45
Date
2005/10/22
Location

佐之浦北:鹿児島県薩摩川内市

Weather Conditions
曇時々晴
Wind
北西
Air Temp.
18度
Bottom Temp.
24度
Water Conditions

波小

Horizontal Visibility
7〜10m
Tide
中潮
The amount of Pressure
150kg/cm'
Bottom Time
42min
Max. Depth
21.9m


↑これ、カニ?

「トラウツボもよく見るとかわいいなー本人(本魚?)は必死なんだろうけれど」なんて思ったり、もう一度ちいさな生き物(カニ?)やコイボウミウシを見せていただいている間に、あっというまに残圧が100を切る。と、同時に一気に寒さが背筋をはい上がった。寒いのは覚悟の上だけれど、あの、ぞくっとした感覚が気持ち悪い。って、だれでも一緒だろうけれど。
でも、もっと寒かったのは船の上…。陽が沈み始めたせいでもあるのだろうけれど。そうそう、ボートに乗船するとき、干潮のせいで足が届かないかと思った。
下船後のシャワー、また優先的に浴びさせていただきましたが、本格的にアンダーを考えねば…。

今回、お世話になった宿泊場所は「民宿・ナポレオン」さん。

夜のアフターダイブは、参加メンバーのうち3人の誕生日パーティー(うち一人は当日!)。
バースデーソングを歌い、ケーキに立てたローソクの炎を消して貰う。
部屋に戻ってくつろぎタイムはなぜか、デジカメ(マクロ)勉強会に変身。
いやそれはもう、楽しくてためになる勉強会でしたとも。

ちなみにその時に撮った写真の一部(他の良く撮れたのは著作権の問題とかが、なさそうでありそうなので不掲載)がコレ↓

どっちも“目”に中心をおいているし、距離的にも変わらないはずだけれど、やっぱりどうみても左は失敗作、右の方がうまく撮れているよね。こうやって失敗した画像を見るとよくわかるんだけれど、その場(海の中)では難しすぎる。

だんだん寝ぼけて頭が働かなくなっていたから、細かいところまでは覚えきれていないんだけれど(せっかく熱心に教えてくれたのに…)、海の中はなんと言っても、波、流れがあり、被写体の動きは予測が難しく、しかもマクロとなると、大きな物の中の小さな物を撮るわけだから、距離感とかが大切になってくる。カメラそのものもハウジングを付けているわけだから、普段とボタンの感覚も異なるわけで、とにかく慣れるしかないなーというのが私の素直な感想。何事も経験あるのみ?

部屋に戻ってきた途端、私は速攻、夢の世界へ…。
いかに自分の寝付きがいいかを実感できたのは、先ほどのカメラ練習を部屋でやっているメンバーの自動フラッシュで目が覚めたこと。
まぁ、覚めてもすぐに寝られるから、神経太いのは楽よね。

2月13日

朝、目が覚めると、ほんのり太陽の気配。
でもちょっと弱々しい…。
朝食が、私の苦手な物ばかり(和食でしかも魚が干物…)だったのがちょっと辛かったけれどまぁ、朝はもともとあまり食べないから気にならないけれど。
お迎えのショップの車と、民宿のご主人のご厚意による車に分乗して出発。
気温に少しなれたのか、前日ほど寒さを感じない(実際は前日より寒かったんだけれど)。
ベースでセッティングし、器材を船に積んで出発。
方向は前日と逆になるのかな?時間的には同じくらいの場所。

Serial Dive No.
46
Date
2005/10/23
Location

ワニヶ瀬:鹿児島県薩摩川内市

Weather Conditions
曇り
Wind
Air Temp.
16度
Bottom Temp.
24度
Water Conditions

Horizontal Visibility
7〜10m
Tide
中潮
The amount of Pressure
140kg/cm'
Bottom Time
45min
Max. Depth
18.4m

起きたと思ったが、実はまだ目が覚めていなかったのか、途中までカメラの存在を忘れていた。
あんまり記憶に残っていないので、多分、のんびり浮遊ダイビングをしていたんじゃないかな?

↑家に帰ってデータを見ていたら、こんなのが映っていた。
これ、何?なんか怖いのですが…。
↑ヤドカリの仲間。
珍しく接写成功、かな?

浮上後、「マクロは撮った?」との言葉で、写真をほとんど撮っていない(カメラの存在に気がついた後でさえ)ことを思い出す。
と同時に目が覚めてきたのか、なんだか悔しくなり、「2本目どうする?」の言葉に、思わず「行きたい」、「マクロやってみたい」。
私って欲張りだなぁ。

ガイドがオススメというビーチ。
すぐ側だから場所を確認できる、と聞いて見に行く。
ちょうど満潮時にあたったおかげか、器材担いだままの岩越えとか、石渡とかはなさそう。階段はあるものの、壁沿いだから大丈夫だろう。
「手前の入り江の付近だけ」、「寒いと感じたらすぐ上がる」と言ってエントリーしたものの、中は今回のツアーの中で一番暖かい気がする。
浅い分、陽のぬくもりを感じられたのかな。

Serial Dive No.
47
Date
2005/10/23
Location

松ヶ浦(ビーチ):鹿児島県薩摩川内市

Weather Conditions
曇り
Wind
Air Temp.
16度
Bottom Temp.
24度
Water Conditions

Horizontal Visibility
10〜12m
Tide
中潮
The amount of Pressure
70kg/cm'
Bottom Time
44min
Max. Depth
8.7m

「マクロやりたい」というわがままにつきあってくれたメンバーが、そりゃもう普段の生活でもマクロと言える生き物をつれてきてくださった時には、写真撮る以前にその生き物を見つけた“目”に感心してしまいました。
写真に撮ろうと、努力はしたけれど…ま、結局、接写したものは全てピンぼけでした・・・。

上に映っているのは私の左人差し指なので、大きさの想像がつくかな?
他のマクロも・・・私にしては結構、頑張った方だと思うよ?でも、一番写りが良くて、前日夜の勉強会が活かされた写真は、「岩場の隙間をのぞき込んで撮ったヤドカリ」だったかかも…。

マクロ、って限定しなければ、下の写真が結構お気に入りかな。もうちょっと、手前の海藻をもうちょい、下にずらしたいけれど。

海の中ではイントラの目から逃れたり(ちょっと違う)、海から上がってくると、潜らなかったメンバーが器材を運んでくださったり…今回のツアー、本当にわがままだらけでした。

昼食はダイビングベースで頂きました。あたたかいうどんが最高!
ただ、時々風が強く吹いて、何度もパラソルを押さえねばなりませんでしたが。

サラダの奥に映っている透明なペットボトルは「こしき竜宮伝説」の姉妹品で「Light」という商品だったと思うのだが、記憶が定かでない。
ネットでも一応、検索してみた(2005年12月)のだが、見あたらなかった。
その時は塩水と思って飲まなかったので、多分、そうだと思うのだが…。
後で聞いたら普通のミネラルウォーターということで、頂いて帰りました。そういえばこれを頂くときも私、わがままをいっていた…。
食事後、器材を片づけて、ログ付け&サイン会。
器材の片づけに手間取り(要領が悪いのに2本も潜るからだ)、ログ付け、よりもサインが大変なことになっていました。
ショップの方々、滞在中の留学生、ポイントまで連れて行ってくださった船長に見送られ、フェリーに乗船。帰りは爆睡していました。

フェリーを下りてみれば、ちょうどイベント(いちきくしきの〜地かえて祭〜というらしい)が終わった時間と重なってしまい、渋滞に巻き込まれかけるものの、警備をされている方に迂回路を聞いて無事、脱出。
途中に休憩を挟みつつ、無事に帰ってきました。

今回、中性浮力がうまくとれず、右往左往する場面がありました。
中性浮力がうまく取れなかった理由の一つはウエイトで、もう一つは以前、延岡での急浮上が怖くて、BCジャケットに空気を入れるのをためらってしまっていたのだと思われる。
今度イントラにお願いして、も1回、中性浮力の練習したいなぁ…。
ついでにカメラの姿勢も。
今年は海に恵まれていないみたいだから、練習だけにしておいて、来年、いい所で50本を迎えたいなー、なんてまた我が儘を言ってみたりして。

追記。
練習に潜りに行く予定を入れいていましたが、突然寒くなったりして流れていまいました。
結局、これが2005年の潜り納めとなりました。
来年はもっと自分のスキルを磨くように頑張って、きれいな海に出会えますように…。

おわり。

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