＝ナビゲーション・スペシャリティ＝

申し込んだまま、ずぅっとほったらかしにしていたナビスペ講習、やっと重い腰を上げて受けてきました。
というか、やっとこちらの都合の良いときに空きがあった、というか…。

５月１日

「もう一人、ナビスペの講習をしたいと言っている人がいますから」と言われていたのだが、実際に現地に行ってみるとマン・ツー・マンだった。
まぁ、自由気ままにできるから良いけれど。
利用ショップである「唐津ダイビングセンターＬＯＯＫ」にてブリーフィング、実際にエントリー口まで行って、もう一度打ち合わせ。
割と狭い場所だし、簡単なルートなので、私の頭でも覚えられる程度。
人が居ないし、まだ草も生えていないから、本当に楽（と言って良いのか疑問が残るが）。

堤防沿いに戻ろうとして、イカの群れが見えた。
釣り人達は、あれを狙っていたのかな？
あとは、ちいさなアオウミウシと、ガラスに入ったまるで標本のようなタコを眺めつつ、あっさりと講習終了。

時間的にも短かったし、波もなくてビーチで元気だったので、少し（30分くらい？）休憩してすぐにタンク交換なしで２本目。
昼食として、ショップの人オススメのカレーを注文。
ドライ着ているし、晴れてはいるものの寒いから、上がってきたときに温かい食べ物はかなり上手いだろうな、とか考えつつ潜行。

２本目は１本目と逆周り。
堤防の壁にあった穴を、這いつくばって冒険気分でくぐり抜けたのだが、行きは波に押されて楽だった分、戻りがきつかった。
２本目の方が魚影も濃くて、タカノハダイ、チョウチョウウオの群れ、アナゴの仲間、もちろんイカの群も。
そして目玉は30cmくらいのヨウジウオかな。
その大きさはとても「楊枝」とは似ても似つかわしくない。
もしかして「ヨウジ」＝「楊枝」ではなかったのか？

マン・ツー・マンで人が少なく、しかもあっさりと終了したので、その分器材をしっかり洗って乾かす時間があって、嬉しい。
そして乾かしている間の昼食は、先ほど注文して貰っていたカレー。
潜った後の温かいものって、格別おいしく感じるのは私だけだろうか？
それから、どういう経緯か忘れたが、頂いたウニがおいしかった。

帰りはまた、いつも通り西唐津駅まで送ってもらうのだが、「唐津駅の方が本数が多いみたいです」との言葉に甘えて唐津駅まで送ってもらったものの、 あと１分足りずに列車に乗り遅れ、駅で約１時間の待機…。
珍しくＭＤ持参で良かった。

８月13日

この日は、初めてのオープンウォーター講習という１組とかち合わせ。

まずは１本目。
前回の１本目にほぼ近いコース。
久しぶりのウェットスーツだが、ウエイトを２キロに減らしても沈みすぎ。
適正がまだ、わかっていない。
海の中はだいぶ濁っていたが、それでもソラスズメダイの幼魚の群れなどがいる。
青い群れの中に黒い陰が混ざっているのを見たときは、「スイミー」という話を思い出してほほえましかった。
面白かった物としては、クサフグの寝姿を見られたことが上げられるかな。
ミナミホタテウミヘビもいた。

この後、Ｎ�Tの１本目講習が行われ、その間はＴＶを見て一人寂しく待機。
本でも持ってくればよかったんだけれど、何もなくて暇。
彼らが帰ってきた直後、私の２本目へ。

２本目は、私の記念すべきＯＷ１本目も見守ってくださった、ベテランが一緒。
だが、あまりにも元気に茂っている草に、コース目印のロープを見失いそうで焦る。
ソラスズメダイの群れは相変わらず、他にイサキの群れなんかもいたし、ホウキの柄の中にはニジギンポもいたし、別の場所にはトウシマコケギンポもいたが、やっぱり一番印象に残っているのは、 岩の陰から砂地へでようとした出口で、１ｍ位ありそうな大きなコロダイに遭遇したこと。
ちょっと、怖い…。
１本目が沈みっぱなしだったので、ウエイトを１キロにしてみたが、それでもまだ、沈んでいるらしい。
ボートだったら、ウエイトそのものがいらないかも、と言われる。
ウエイトなしって、どうなのかな？

ショップへ戻ってくると、１本目を潜った２人はソファーでしっかり寝ている。
さぞかし疲れたんだろうね。
それを横目で見つつ、弁当の昼食。
食べ終わったところでＮ�T講習組には２本目に行って貰い、私はそれを待っている間に器材をしっかり洗えて、しっかり干せてラッキー。
でもやっぱり、暇 。

講習で、実際にどの程度、いや、どう活かせるのかが今ひとつ掴めなかったのが不安だが、まぁ、とりあえずスペシャリティー３つ目であるナビゲーション獲得となった。

おわり。