2004年3月6日〜7日=ファンダイビング

会社の後輩が結婚退社してしまい、その関係で出向しなくてはならなくなった。
慣れない環境にイライラが溜まる。
後輩とコンビを組んでいるのだが、後輩にばかり面倒を押しつけるわけにも、八つ当たりするわけにももちろんだめで、こんな時こそストレス発散にカラオケ…は一緒に行く人が限られているし、かと言って一人ではいきたくないし、お酒…もあまりいける口ではないし、金欠だったけれど自分への誕生日プレゼントにもなると言えば、これしか思い浮かばなかった。
本当は、疲れが溜まっているのがわかっていたから、近場で日帰りにしたかった(何しろ金欠だし…笑)んだけれど、その日は他にツアーがなくて、仕方なく申し込む。
ちょうど、時期的にも一番良い時期だというし、頼んでいたカメラは手に入ったし、そのカメラを勧めてくれたイントラも、夜から合流予定だから使い方を教える、というし…。

さて、当日。
前日の仕事は対して忙しくはなかったんだけれど、それまでの疲れが溜まっているのと、朝が早いせいで眠くて眠くて…ま、いつものことなんだけれど。
今回のメンバーは、講習一人(男性)に、ファン4人(私含めて女性3人+男性1人)と、イントラ。
このイントラ、晴れ女、と言われているんだけれど、この日の天気、あまり良くない。
雨はふっていないんだけれど、とにかく、寒いし、風は強いし…不安。
実際、途中で雪が降っていたし、後から聞いた話によると、九州内のツアーでこの日に催行されたのは(他のショップもあわせて)私が参加したこのツアーのみだったらしい。
だが、「晴れ女イントラ」の記録はまだまだ更新中されるらしく、宮崎は多少、風がつめたいものの、快晴!
道の駅「なんごう」で腹ごしらえ(カツオ丼、かなりオススメ!ウマイ!!)して、ついでに夜からくると言っていたのに来ないことになったイントラの代わりにカメラの使い方(セッティングの仕方)を教えてもらった後、今回お世話になるショップ、「宮崎SeaQueen」へ。

で、私はここで初めて知った(前日の案内では聞くのを忘れていた)のだが、なんと、今回の泊まりはここ、らしい…。
プロ野球のキャンプはもう、終わったはずなんだけれど、民宿もホテルも全滅だったとかで…なんか、ちょっとだけ、不安なんですけれど…。
トイレはボットンだし…。
とりあえず、荷物を置いてまずはオリエンテーション。
どうやら今回、同行イントラは講習にかかりっきりで、私たちのイントラはここのオーナー・吉田さんがガイド&船長も含めて引き受けてくれるらしい。
一人一人のダイビングスタイルを確認したり、不安事項を確認したりする。
同行の男性ダイバーは、このツアーで記念ダイブ(50本?100本?)となるらしい。
私は2日遅れのバースデーダイブ&初機材&耳抜きに時間がかかることを申告。
準備をしていざ、船へ!

Serial Dive No.
19
Date
2004/03/06
Location

南郷(大島クレパス):宮崎県南那珂郡南郷町

Weather Conditions
晴れ
Wind
北西
Air Temp.
12〜13度
Bottom Temp.
18度
Water Conditions

Horizontal Visibility
10m
Tide
大潮
Air Consumption
150kg/cm'
Bottom Time
41min
Max. Depth
14.1m

新しいレギュレーターに預けてあった(というか、前回、返してもらえなかった)ドライホースをつけてもらい、コンピュータをBCDにつける許可をもらい、カメラの水没チェックにOKをもらう。
同行イントラと講習生は一足先にビーチへ。
私たちは彼らを見送った後、軽トラに荷物を積んで、ボートへ。
今回のバディは、前も一緒のツアーに参加されたことのある男性。
今回のツアー客の中では一番キャリアが長いため、一番不安な私のバディに選ばれてしまう(可哀想に…笑)。

天気はいいが、ちょっと波がある。
ポイントについたところで機材を背負い準備をするのだが、その時になって重大なことが!
なんと、つけてもらったドライホースが私の物ではなかった!
私の物はスーツにつなげる金具がステンレス(?)の口のみだったのに対し、つけてもらったホースは黒いプラスチックの羽がついている。
しかも、形は前に使った物と一緒だから合うはずだけれど、さびている上に砂をかんでいるのか、金具がうまく動かず、填めるのに苦労した!
後に海から上がったときに外すのにも苦労したけれど、とにかく、填らない。
おかげで上がった後に船上でスーツに空気を入れられず、戻りが寒かった (陸に上がってからすぐ、首からいれたけれど) 。
こんなことになるなら前回、ムリを言ってでも取り返しておけば良かったと後悔。
そして相変わらず耳抜きに苦労した上で、海の中へ。

あとでバディにも聞かれたのでここでちょっと、私の耳抜きについて。
耳抜きできないのではなく、できにくい状態になっているようです。
本当はちゃんと病院に行って調べるべきなのでしょうが…一度抜けるとその後は大丈夫なのでつい、ほったらかしにしています。
病院でちゃんと、OKもらわなきゃいけないんだろうけれど…あまりの耳の穴の小ささに、小児耳鼻科併設でないと病院の先生がいやがるんだよね…。

ついでにもう一つ。
私は実際にエントリーしてしまうまでにも時間がかかる。
単にのろまなんだけれど、それだけじゃなくて、

いやもう、それは凄い魚の種類と数でした。
でも、初めて持ち込んだカメラに四苦八苦している間に終わってしまったけれど…ハリセンボン、アオウミウシ、ウツボ、クロスジウミウシ、クマノミ、ウミスズメダイなどは確かに見ました(他の人たちはもっと見ていたようだけれど…)。

海からあがってもまだ、波がある。
2本目、潜れるのか少々不安になりつつ、とりあえず一度、ショップへ戻る。
と、バディの様子が変。
なんと大事件、水没していたらしいのだ!!!!!
とりあえずすべて脱いで(もちろん、更衣室でだけど)スーツを点検するが、どこから漏れたのかがすぐにはわからない。
首のあたりから冷たくなってきた、と言う言葉から、首周りが洋服をかんでいたのかもしれない、ということになり、ショップの人にアンダーを借りて2本目を潜ることに。


Serial Dive No.
20
Date
2004/03/06
Location

南郷(栄松腕島):宮崎県南那珂郡南郷町

Weather Conditions
晴れ
Wind
Air Temp.
12〜13度
Bottom Temp.
18度
Water Conditions

波小

Horizontal Visibility
8m
Tide
大潮
Air Consumption
130kg/cm'
Bottom Time
49min
Max. Depth
14.7m

相変わらずでている波に、港からすぐ近くのポイントで潜ることに。
深さは確かにそんなに深くはなかったけれど、ソフトコーラルはたくさんだし、岩が多くてその分、楽しめた。
ただ、浅かったので写真を撮ろうとちょっと油断した隙に浮上してしまい、それを合図にエキジットになってしまったのが残念。
一番感動したのはツノダシの群れを見られたこと!
他にはキビナゴの群れ(おいしそうだった…かもしれない笑)、カゴカキダイの群れ、スズメダイの群れ、ハナミノカサゴ、ソライロイボウミウシ、コイボウミウシ、キンギョハナダイ、ハシナガウバウオ(名前に自信なし)などを見られた。
1本目が昼過ぎだったため当然、2本目が終わる頃は夕暮れ。
港に着いた頃はちょうど満潮で、船から上がるのがかなり楽だった。
大潮の時って、本当に干満の差が激しいことを実感。

ショップに戻って機材を洗っているとまもなく、ビーチ組も帰還。
向こうもそれなりに見られたようだ。
そして、ちょうど記念ダイブだった私のバディは…やっぱり水没してしまったらしい!
イントラがチェックしたところ、どうやらネックの部分にたぶん爪で引っかけてできたと思われる、小さな穴があいていたとか。
とりあえず何か(接着剤のような物?)で応急処置をしたようで、明日は多分大丈夫と言われたようだが、私はこれからダイビングするときは絶対、爪を切ることにしようと誓った。

ところで、ドライスーツを着た女性は、一般的に脱ぎ着に苦労する。
人によっては脱ぎ着の時、ネットをかぶったりする位だ(はっきり言って他人が見るとかなり異常!)。
私は幸い、着るときは殆ど苦労せず、いつも脱ぐときに苦労していたのだが、どうやら髪をしっかり乾かしていれば、自分で脱ぐことも可能なようだ。
でもその分、首周りがいつかゆるんでくるのではないか、ちょっと不安もあったりする。
ま、ゆるんだらゆるんだときに考えればいいことなんだけれどね。

夕方、日が暮れて冷え込んできたし、いくらシャワーを浴びていても全身ずぶ濡れの人もいるし、早くアフターダイブへ!!
ま、要するにお風呂&御飯なんだけれど(笑)。
お風呂はウェルハートピア日南杉の湯(厚生年金施設)まで行ったんだけれど、きれいで気持ちよかった!
食事はなんと言ってもマグロのメダマ!!
一見、確かに不気味なんだけれど、それはもう、本当に、とろけるような味でおいしかった。
もちろん、他の刺身や、ブリの兜煮もうまかったんだけれど。
お腹一杯になったところで車に戻ると、月と星がきれい。
特に、星。
月のすぐそばであんなに強い輝きを出せる星って、凄い。
とか思っていたら「ちょっと寄り道します〜住宅街なので、静かにお願いします〜」と、イントラ。
連れて行ってもらった場所は、絶好の星見場。
懐中電灯を持ち出して星座を教えてくれるイントラに、なんだか意外な面を発見した気分。
星なんか、久しぶりにじっくり眺めた。
そして戻ってきたショップでログづけ&なんと、デザート!
これは今回特別で、記念ダイブのお祝いと、2日遅れの私のバースデーダイブのお祝いとか。
なんかちょっと、うれしかったかも。
その夜、男性陣は奥のベッドで眠り女性陣は手前の部屋に布団を敷い…たのは私だけ。
後はみんな、テーブルにこたつ布団を被せたところにごろ寝。
いくらエアコンが入っていても、なんか風邪引きそう…。
風邪は引いていなかったものの、体調が良くはなかった(時々咳き込んでいた)ため言いつけ通り布団で就寝。
それにしても…あの布団、最後に干したのはいつだったんだろう?

翌日も、いい天気。
朝食はどこかへ食べにでるのかと思いきや、イントラがコンビニで買ってきたパンとスープ。
ま、朝はもともと、パンとスープくらいしか食べないからいいけれど。
この日は講習ダイバーが船に乗り、私たちはビーチダイビングの予定だったのだが、別料金払ってまた2本、ボートで潜ることに。
この余分なボート料金はいったい、何時間残業すれば得ることができる代金なんだか…。

Serial Dive No.
21
Date
2004/03/07
Location

南郷(稲ヶ瀬):宮崎県南那珂郡南郷町

Weather Conditions
晴れ
Wind
北西
Air Temp.
11度
Bottom Temp.
18度
Water Conditions

Horizontal Visibility
10m
Tide
大潮
Air Consumption
170kg/cm'
Bottom Time
37min
Max. Depth
19.7m

正直に言おう。
ボート選択して、正解でした!
前の日にでていた小さな波はすっかり落ち着き、凪!!
しかも、魚のムレがたっくさん!!
ムレってやっぱり、圧倒される。

少なくとも、ヤガラ、ルリスズメダイ、タコ、アミノメチョウチョウウオ、キンギョハナダイ、キンチャクダイ、ウツボ、サザナミヤッコ、フグの仲間、ゴンベは見た。
どんなに凪でも、船は多少、揺れる。
そのせいか、講習ダイバーは酔ったらしい。
パラオだかグレートバリアリーフだかに行くために講習を受けているらしいが、そんなんで、大丈夫なのかなぁ…などと嫉妬しつつ思ってしまった。
前日の水没ダイバーは、今日は無事、水没から脱出できたらしい。
水没はマジで恐い!!

Serial Dive No.
22
Date
2004/03/07
Location

南郷(筑島5丁目):宮崎県南那珂郡南郷町

Weather Conditions
晴れ
Wind
Air Temp.
11度
Bottom Temp.
18度
Water Conditions

Horizontal Visibility
12m
Tide
大潮
Air Consumption
120kg/cm'
Bottom Time
35min
Max. Depth
15.1m

昼食後、船酔いした講習ダイバーとイントラは再びビーチへ。
私たちはもちろん、ボート。
本当は別のところで潜りたかったのだが、釣り人に先を越されてしまっていたので、あきらめた。
でも、岩と岩の間を探検?したりして、楽しかった。
もちろん、魚もたくさんいて、私が“見た”と確実に言える物だけでも、ツノダシ、ミノカサゴ、ヤッコ、サザナミヤッコ、スズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、ルリスズメダイ、ハタタテダイ、タテジマキンチャクダイ、クマノミの赤ちゃん、ミギマキ、アオウミウシ、キイロイボウミウシ、タテヒダイオウミウシ、ニシキウミウシ、イセエビがいた。

深い所と浅い所の差が大きくて、ラスト、浅瀬で写真を撮っていたら浮上してしまった!悔しい〜!
しかも、すぐに戻れなかったら、ガイドさんがそのままエキジットの指示を出してしまって…。
まだ遊び足りない様子のメンバーに申し訳なかった。

ショップに戻ってから機材を洗う。
機材が増えたので、洗うのもタイヘン!
改めて洗い方とか習ったけれど、ちゃんと洗えているのか、ちょっと不安。
宮崎からの帰路は遠い、 と言うことで、前日と同じ施設で温泉を利用した後はすぐ、車に乗車。
ログは車中で考え、途中のパーキングエリアで交換という形に。
慌ただしかったけれど、宿泊施設としてはちょっとつらかったけれど、でも、とにかく魚が多くて水がきれいで楽しかった!
次はもっと、写真を上手に撮れるようになってから来たいな。

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