2003年10月13日＝海洋実習＝

ノービス２の海洋実習である。
実は、前々日の11日から前日の12日にかけて、会社の慰安旅行で、天草に行っていた。
全然、全く、「慰安」にならないんだけれど。
帰りにショップへ寄るつもりだったんだけれど、帰りが遅くなってしまって、電話で催行を確認。
というか、高速を走っている最中に電話が掛かってきて、掛けられるような状態になったときは、ショップはすでにしまっていて、掛けてきたのがイントラの携帯だったからかけ直してみたんだけれど。

実は会社に潜りに行くことを言っていなかったので、会社から掛けるときに隠れて電話していたという…。
なんか、天気悪そうだけれど、講習だから催行なのか、それとも辰口だからなのか…ちと、不安。
仕事を持ち帰っていたので、海から帰ってきて少しでも楽なように、ちょっとだけ、ガンバル。

で、当日。
ね、眠い…。
社員旅行なんて、「旅行」と言うより「仕事」だから、タダでさえ疲れていたのに、少しでも、と思って仕事したのがいけなかったのか…。
寝起き、最悪ではないけれど、良くはない。
天気も、なんとなくぐずついているし…荷物は重いし…で、ちとブルーになりかけていたが、父親がショップまで送ってくれると言うし、潜れるときに潜っておかなきゃ！と思い、出発。

行ってみれば、Ｎ２の講習は私ともう一人の男性だけらしい。
で、あとは…私達と一緒に潜ってくれる男性が一人（もっと上のランクの講習なのかな？聞き忘れた）に、ファンが３人（女性１人、男性２人。うち一人は私が初めて潜ったときに、アドバンスの講習で潜ってくださったＭさん）。
やっぱり、「辰口」だからかなぁ？
それとも、「辰口でしかも『晴女』と言われているらしいイントラが一緒」だからなのかな？
とにかく、出発。
この日、朝食を食べていないのは私ともう一人の講習生だけで、しかも彼は食べない様子…。
毎回車の中で食事取る癖、やめなきゃ…（でも、起きた直後って、食べられないんだよなぁ…）。

途中のサービスエリアでスパッツを下に履きこんで、長崎に着いてみれば雨上がり…なんてもんでなく、晴れてます。
このイントラＫ、マジで凄いかも…。
（ちなみに、講習をしてくれたのは、Ｎ１の時からさんざんお世話になっているイントラＳ。こっちのイントラＳの方が気が楽だったりする…）

さて、初ドライである。
ドライスーツの時は、ウェットスーツの時よりもさらに、１〜２kg多くの重りをつけるので、フル装備の私は身動きすることすら、辛い。
ファインダイビングの方の女性の方も、私と背格好変わらないのに、私より楽そう…。
私って体力・筋力がなさすぎ…。

テトラポットの向こうの、階段から下に下りる、ということで、フル装備でよろけながらの移動。
階段と言っても、しっかりとした手すりとかがあるわけではなく（簡単なものはあるけれど）、ちょっとやだなぁ…と思っていたら、階段を修復中途かで、そこから降りられなくなっているらしい。
で、仕方なくまたテトラポットの所まで戻って、水面移動しながら潜行していくことに。

も、戻ると簡単にいっても…マジで体力やばすぎ…（涙）。

まぁでも、テトラポットの手前だと、階段に座り込んでフィンが履けるから楽…と思っていたら、フ、フィンにブーツが入らない！？
どうやら、ウェットスーツの時に履いていたブーツよりも、ドライに繋がっているブーツの方が一回り大きいらしい。
かと言って、もう一サイズ大きなフィンを履くには、私の脚力が足りなさすぎるし…。
問題だらけかも。

水面移動して潜行地点へ。
相変わらず手こずる耳抜き。
原因は分かって居るんだけれどね、こればかりは仕方ない。
一度、病院に行くべきかなぁ？ どうせ無駄だろうから、行きたくないんだけれど。

潜ってすぐ、講習。
まずはロープに沿って、キック数のカウント。
大きくゆっくりなんて言われるけれど、つい焦って、１回大きくキックして、そのあと、ちょこちょこっと、小さなキックを入れてしまう。
わかってんだったらやめなさい、と言われそうだけれどね。
ちなみに私は24キックでした（多分…自信ないけれど。）

その後がアームスパンなんだけれど…途中でロープを引っ張ってしまったのかなぁ？
絶対におかしい数字（22回）になってしまった。
数も数えられないらしい…。

で、最大の不安だった、四角形のナチュラルナビ。
無事に出来て、本当にほっとしたかも。

今回はフィッシュウォッチングなし。
だけれど、講習中にチョウチョウウオやソラスズメダイ、ヒラメの子、カゴカキダイ、クマノミなどを見かけた。
ソラスズメダイとルリスズメダイの区別着かず…。

昼食を食べた後、ちょっとゆっくりしてからの２本目。
でも、ちょっと位じゃ私の体力は戻らないらしく…それでも行くけれど。

でもねぇ…体力戻っていないからかなり、悲惨。
だって、潮が引いてしまっていたから、１本目は水面移動したところを、歩いて移動しなくてはならないんだもん。
階段と言えないような階段を下りるのも辛いけれど、膝にまとわりつく重たい海水も結構、辛いものがあった。
しかも、２本目は、一気に潜行していくのではなく、徐々に潜っていくことになったんだけれど、全然、沈めないんだもん…。
これがドライスーツの浮力か…って、ほとほと、実感。
しかも辛いことは続いて、耳抜きができない！！
身体はたしかに寒くはないんだけれど、首回り、特に耳の当たりが冷たく感じるせいかなぁ？
かなり、耳抜きに苦労して、一緒に潜っていた先輩に心配掛けてしまいました…（タンクをナイフでたたかせてしまったし…涙）。

２本目は、私は水中写真、もう一人の講習生は水中観察の予定だったんだけれど、視界は良くないし、上手く潜れないし…。
結局、水中写真はまともにすることができず、二人ともドライスーツ講習で終了。
いつか、リベンジすべきか…？
ちなみにこの日に撮った写真、後日現像したら、ピンボケばかりでした。
フラッシュの調子が悪くてつけていなかったし、接写用レンズもつけていなかったのに、近づきすぎたみたい。

で、視界が悪い中でも見られた魚は…１本目と違うのはオヤビッチャとタカノハダイが見られた事かな？
あと、ガンガゼの中に黄色と黒の縞模様の魚（細体）がいたんだけれど、名前はわからず。
写真に撮ったけれど、ぼけすぎていてわからなかった。

視界は悪いし、流れはあるし、浮上したはいいけれど、陸に上がるのがまた、悲惨。
エントリーするときに通ったテトラポットの横を歩いていくのではなく、もっと海側の階段、いや、崖をよじ登らなければならなかったのだ…。
イントラＳってさ、私より小さいのに、なんでそんなに出来るの…？
って、できるからイントラなのかなぁ…？
足が持ち上がらなくて、上から引っ張り上げてもらい、下からは持ち上げてもらい…かなりみっともないことこの上なし…。
辰口、嫌いになりそうだわ…。

と、私はへとへとのバテバテなのに、一緒に潜ってくれた先輩ダイバーは、この日ファンで来ていた別の男性ダイバーＭさんの100ダイブ目に、一緒に潜っていった…。
100本って…というか、連続ダイブって…私には到底まねできません。

彼らが戻ってきたところで撤収。
スーツを車の中に干してもらえるということで、遠慮なく掛けさせてもらう。
だって、ショップから帰るとき、少しでも軽い方がいいし…。
前回と同じコナミ温泉で体を流した後（のろまな私には本当に流すぐらいの時間しかなかった）、再び車で移動。
中華の店へ。
修学旅行生とか、いそうな店かもしれない。
おなか一杯になったところで、福岡へ。
仕事を残している私は、車の中で少しでも寝ておきたかったんだけれど…真後ろ（実はイントラ）がうるさくて眠れなかった。
…意地で狸寝入りしたけれど。

ショップに着くと、祭日なので既に閉店。
「どうやって帰るの？」と言われ、「バス」。
私にとっては当然のことなんだけれど、私以外の全員は車のせいか、心配そう…。
10分も待てば来るとは思うから、気にしていないんだけれどね。
ただ、軽器材だけとはいえ、ダイビングの道具は結構な重さだし。

でも結局、家の場所を聞いた一人の人が、「帰り道だから」と言って、わざわざ家の前まで送って下さった。
…100本ダイブをしたＭさん。
今でも頭が上がらないくらいの大先輩なのに、そのうち、顔をみたらひれ伏さなければないけないような存在になったりして…。

で、申請なんだけれど、その日はもちろん、ショップがしまっていたから出来なかったから、後日、改めて申請をしに行ったら、なんと申請用紙が切れていた。
なんでも、とっくに申請用紙の注文をだしていたのに、忘れられていたんだと。
大きいところは大きい所なりに、いろいろたいへんなんだなぁ…。
結局、10月26日に、申請。
次はあこがれのスポーツダイバーだっ！